2008-03-02 とら NIKKI 馬力が欲しいです。先に身体を動かせば考えが生まれるのだ。ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで作者: エドワードゴーリー,Edward Gorey,柴田元幸出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2000/10メディア: 単行本購入: 16人 クリック: 414回この商品を含むブログ (97件) を見る待ち合わせまでに立ち読みをしていた絵本(大人向け)。AからZまで、26のアルファベットを名前の頭文字に持つ子どもたちが次々と死んでいく。むごいとかかわいそうだとか、不思議とそんな風に思わせずむしろ心静かにさせるのが、ほの暗いこの本の魅力だと思いました。人は死ぬ。子どもも死ぬ。ゆっくりやってきたり突然やってきたりする、動かせない偶然。子どもの頃はこんな死神のようなものがいると思っていて、暗くなってから近所での習字から帰るときは怖くて走って階段を上っていたことを思い出した。amazonのレビューが興味深くて、人形を流して悪を祓うおまつりである雛祭りの前の日に読んだのには意味があったなあ。